松三・技術部のつぶやき

「ウン・ドン・コン(運・鈍・根)」と言う近江商人のおもしろい言葉を発見しました。

人生の岐路は何で決まってくるのでしょうか

それは・・・

「運」がいいか、どうかです。

それではどうやって運を引き寄せるかと言いますと

「ドン」になって「コン」になる。

ドンは鈍感の鈍、コンは根気の根。つまり要領よく立ち回ったりしないで、根気よく続けていれば運が開けてくるという教えです。

 

松下幸之助さんに『あなたは部下を役員や関連会社の社長に抜擢するときにどこを見るのですか』という質問で 『頭がいいか悪いかですか?』と聞くと、

松下さんは頭のいい人は要領よく振舞おうとするから、幹部に適さないという。

『では、健康かどうかですか?』と問うと、それも関係ないという。

健康な経営者は陣頭指揮を取りたがりガンガン前に進んで突っ走りいざ後ろを振り返ってみると誰も付いてきていない事も有りえる。

では、どこを見るのか。

松下氏は「運だ」と答えたといいます。

「運がいいか悪いかは、仕事に対する対応を見ればわかる」と言われ 難しい問題にぶつかったときに、面白がって前向きに取り組めば問題は解決します。こういう動きを取る人には運が向いてきます。

要するに運がいい人はプラス思考なのです。抜擢したい人とは経営陣や廻りを批判ばかりするのではなく、自分ならこうする、という前向きな考えや発想を持った人間で、そのような有言実行の人にはどんどん運のパワーが向いて来るそうです。

一方、困難が起きたときに悲観的になり諦めてしまうようなマイナス思考の人、無行動の人であれば、全員が悲観的になってしまい「運」を消滅させます。

という事は、

運を呼んでくれる人材が豊富であればあるほど会社の利益にも繋がり良いスパイラルが生まれていくことになる。 まさに、近江商人の「ウン・ドン・コン」の教えられる一言です。

 

 

そして もうひとつのご紹介は きっと役に立つ 近江商人・商売の心得十訓

コロナ苦境の中 商売の基本を忘れずに取り組んでまいりましょう!